花束

『耳をいつも澄まして 17歳の僕がいた 花束をかきむしる 世界は僕のものなのに!』

【フリッパーズ・ギター「3a. m. op」】

 
 午前3時がやってくるのが怖かった。僕は何かに追いかけられて、背中を刺されてアスファルトの上に血を流した。地面にうずくまった僕の身体に、通行人が花束を置いてくれた。それが僕の世界だった。
 



本記事は「渋谷にフリッパーズ・ギターがいた時代」からの転載です。