SHIPYARD出版

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カテゴリ:フリッパーズ・ギター

 大学生の頃に東京に住んでいた僕は、90年前半の渋谷に毎日のように地下鉄に乗って通っていました。目的の場所はセンター街の奥にあるHMV渋谷店。いわゆる渋谷系の聖地と呼ばれていたCDショップです。渋谷系のミュージシャンのCDが並ぶ棚の上にはフリッパーズ・ギターの二人 ...

『やがて鐘がなり痛みのある韻詩を運んでくる 僕はよろこんで 僕らのユースの終わりを知るだろう 何度も口に出そうとした黄金の言葉 どうして僕の舌はもつれるのかと思う それを祈りと呼んでも運命と呼んでも構わない』【フリッパーズ・ギター「THE CHIME WILL RING」】 ...

『カメラの中3秒間だけ僕らは 突然恋をする そして全てわかるはず 本当のこと何も言わないで別れた』【フリッパーズ・ギター「camera!camera!camera!」】  あのカメラはお祖父さんの形見だったから、大事に大事に僕は使い続けた。君も「新型のカメラなんかより、あなた ...

『鳴り出した鐘 いらだちさえ僕は 抱きしめたいと思った 週末に間に合うように 手紙を書くつもり』【フリッパーズ・ギター「colour field」】 何回手紙を書いても、いつまでたっても君からの返事が来なかったから、すごく心配したし、すごく孤独だった。でもそんな感情 ...

『セシル・ビートン気取りの僕なら 退屈も嘘も切り取れるロマンチックに!』【フリッパーズ・ギター「knife edge caress」】 セシル・ビートンが子供の頃、お姉さんがいつも買う雑誌の写真に憧れたように、僕は彼女が載っている雑誌の写真を切り抜いて、ポケットの中に入れ ...

『耳をいつも澄まして 17歳の僕がいた 花束をかきむしる 世界は僕のものなのに!』【フリッパーズ・ギター「3a. m. op」】  午前3時がやってくるのが怖かった。僕は何かに追いかけられて、背中を刺されてアスファルトの上に血を流した。地面にうずくまった僕の身体に ...

「雪が溶けて 僕たちは春を知る 同じことただ繰り返す 喋る笑う恋をする 僕たちはさよならする」【フリッパーズ・ギター「camera full of kisses」】 春がきても、夏がきても、秋がきても、冬がきても、僕たちは変わらない。いつもの場所に集まって、朝までひたすら喋っ ...

「CANDY バスタブのCANDY 渦巻いて消える 向うの方 僕の特別のバナナ だらしなく甘い色を塗ろう」【「GROOVE TUBE」フリッパーズ・ギター】  もう半年以上寝たきりだった君がお風呂に入りたいと言い出したから、僕は慌ててバスタブにお湯とCANDYを入れた。君がお風呂で ...

「そして屋根は夕暮れの熱 残したまま 眠りを照らす 西瓜の中の毎日 甘くこわれたトレモロ」【「AQUAMARINE」フリッパーズ・ギター】  どうしてそうなことしたんだよ!なんで西瓜を二階の窓から庭へ投げつけたんだ?せっかく屋根の上でぐっすり眠っていたのに。甘い西 ...

「さあもっと遠くまでゆこう もうどうせここに居るまま それなら20世紀の星屑を一つずつ焼きつけて シュールな物言いで話そう ゴール目指すなんてやめよう さよならヒーロー、またいつか 簡単な別れをして」【「GOING ZERO」フリッパーズ・ギター】  そろそろ20 ...

「さあ逃げるのさそっとそっと僕は テーブルの下で靴を脱ぎ捨てて ああ夢に見る宇宙の真理 そしてまたbubble hour」【「SLEEP MACHINE」フリッパーズ・ギター】  泡のような、うたかたの日々から逃げ出そう。泣いても彼女は戻ってこない。さあ裸足で走りだそう。偽物だ ...

「ミルクの海行く ANOTHER PSYCHEDELIC PAINT シュールの王国へ 夢うつつかきわけて 人生って奴はウィニー・プーだけのマグカップ・コレクション」【「WINNIE-THE-POOH MUGCUP COLLECTION 」フリッパーズ・ギター】  ミルクの匂いのするサイケデリックにペイントされた ...

「だから今日仲直りしよう 夏休みも残り少ない 結局いつかは花束をかかえて 僕らはお別れをするだろう」【「FRIENDS AGAIN」フリッパーズ・ギター】  そろそろ許しておくれよ。仲直りのしるしに好きなだけアイスクリームを食べよう。君に会えないまま夏休みが終わるなん ...

「レールの上を歩く ジンジャエールを飲みながら エア・メールで送られた 冒険物語みたいに きのうの雨 列車みたいに流れていく 僕ら痛みを洗い流す それでまた元気というわけ」【「HAPPY LIKE A HONEYBEE」フリッパーズ・ギター】  電車には乗り遅れたけど、このま ...

「よくあるサイケデリックな話しにまるで飽きて このままオートマチックに僕は君のもの スマートなスタイルで僕たちのラブ・トレイン」【フリッパーズ・ギター「LOVE TRAIN」】  列車で隣の席に座っていた君と出会った。君から僕に話しかけてくれた時はうれしかったな。 ...

「雪はそっと僕を包む 僕はだんだん目が醒えてく 広い宇宙の点と線を いつまでもつなぎつづけてる」【「THE QUIZMASTER」フリッパーズ・ギター】  僕は宇宙の点となって長いあいだ眠っていた。目が醒めると雪に埋もれていた。もう一度眠ろうとしたけど眠れやしない。も ...

「逆巻く波間の小舟の上で1000年 一度乗り込めば二度とは降りれない 上昇下降運命は転がる玉のように 行き当たり場当たり止まることなどない」【「THE WORLD TOWER」フリッパーズ・ギター】  ちっぽけな船で世界塔を目指す。誰もまだ見たことのない世界塔がある。世界塔 ...

「ほんとのことが知りたくて 嘘っぱちの中旅に出る イルカが手を振ってるよさよなら 真珠と眠りと向こう見ずを 逆さに進むエピローグへ 君がわかってくれたらいいのに いつか」【「DOLPHIN SONG」 フリッパーズ・ギター】 君に話した言葉は嘘ばかりだった。あの頃の僕 ...

「パレードのトロンボーンと 撃つためのドライフルーツ あやふやで 見栄ばかり張る 僕たちのドーナツトーク」【 フリッパーズ・ギター「LOVE AND DREAMS ARE BACK」】 ドーナツトークという言葉には「中身のない会話」という意味と「終わることなくいつまでもだらだら続 ...

「15年ひとっとび 夏休みの終わり 錆びついたワゴンカー 田舎道を走る」【フリッパーズ・ギター「CLOUDY」】  この曇り空からもうすぐ雨が振ってくるだろう。それでも僕たちの15歳のワゴンカーは大丈夫。さっきペンキを塗ってピカピカにしたばかり。このまま田舎道を走 ...

「流線型よ 守ってこの僕のこと 1000光年を突き抜けて星をめざそう 急ぐように shinin'star,blue shinin' quick star」【「BLUE SHININ' QUICK STAR」フリッパーズ・ギター】 スペースシャトルに乗り込んだ僕は1000年後を目指す。流線型のボディが僕を火星の炎から守っ ...

「クソタレな気分蹴とばしたくて 髪を切るさ バスルームでひとりきり大暴れ ピストルなら いつでもポケットの中にあるから」【「HAIRCUT 100」フリッパーズ・ギター】  今日も学校で先生に殴られた。なんであいつは僕ばかり殴るんだ?むしゃくしゃしたからバスルームで ...

『冷蔵庫のドアになら 非常ベルが鳴り出す前に 時間かけて バター塗るさ もっと素直に僕が笑えるから』【フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」】  バターを塗るのは毎日の大事な習慣なんだ。簡単に止める訳にはいかないよ。例え非常ベルが鳴っていても、バターだけ ...

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